「World Interiors Day 2021」デザインシンポジウムおよびワールドインテリアウィーク インジャパン2021会期は、5月29日(土)に終了いたしました。多くの皆様にご視聴いただき誠にありがとうございました。引き続きこのサイトは、イベント情報サイトとしてオープンいたします。
ワールドインテリアウィーク インジャパン2021ご挨拶
家で家族と暮らす楽しい時、家で仕事をする時、オンラインで学校の講義を受ける時。
COVID-19の台頭が始まった2020年の春から世界の人々の日常、暮らしや仕事場、レジャーやバカンスなども含め、大きな変革に見舞われ、私達はこれまでとは違った生活環境に置かれている時を過ごす。
オフィス環境はデジタル化が進み、オンラインで数百キロ離れたところの人達とも、まるで隣に座っているかのように会話が出来、時によっては場所を変えながらキーボードを叩いたり、3Dでの作図やレンダリングを作成。ソファーに座ってアイディアを練り、営業所の人達とのオンライン会議もごく普通のことになっている。
この数年のテクノロジーの進化と、それらに対する人々の順応性にはコロナ禍の中、目を見張る変化があった。日常の生活文化の変貌が著しい今、「ウェルビーイングな暮らし」とは、この変化をいかにポジティブに理解し、使いこなすか。中でも人と人との会話がもっと頻繁になり、楽しくなるという事が重要な視点でもある。
空間全体のデザイン、そして家具や観葉植物なども含め、私達の次なる生活の舞台づくりのターゲットは国境を越えて、ウェルビーイングな暮らしへと向かう。
喜多俊之
ワールドインテリアウィークインジャパン実行委員長
World Interiors Week in JAPAN 2021 Message
Enjoying family life at home, working at home, learning from online classes at home—the rise of COVID-19 in the spring of 2020 dramatically changed our daily lives, lifestyles and workplaces, hobbies and vacations.
We live in times and environments distinctly different than before. As office environments go increasingly digital, so too can we hold conversations with people hundreds of miles away as if we were sitting side by side, or change rooms to resume our keystrokes or 3D modeling and rendering.
Lounging on a couch to ideate and having online meetings with those we once shared an office are now routine. The recent evolution of technology and our adaptability to it have undergone remarkable shifts during this disastrous pandemic. For our well-being and well living, the task now is to interpret these dizzying changes to our daily lives positively, to leverage them.
One important aspect among them is how conversations between people can become more frequent and enjoyable. In setting the stage for our next act in spatial design, including furniture and decorative plants, we cross national boundaries and steer toward lifestyles that promote well-being and well living.
Toshiyuki Kita
WIW Chairman of the Executive Committee
『World Inteliors day 2021』デザインシンポジウム
”Well-beinng and Well Living ”
『ウェルビーンイングな暮らしを語ろう」
暮らしの変化の状況をいち早く考え、実行されている方4名の専門家をゲストにお迎えし、プレゼンテーション及びトークセッションをオンラインで行います。
働くと暮らすの関係性・不動産開発、需要動向と展望・木材のこと、暮らし方の変化・デザイナーの考え・など『暮らし方』『働き方』『ウェルビーイングな暮らし』を再考する良い機会と捉え、インテリアデザインが果たす役割について改めて考えます。
14:00 | 開会挨拶 | 喜多俊之氏 (WIW実行委員長/元JID理事長/大阪芸術大学教授/株式会社 喜多俊之デザイン研究所 代表) 総合司会:津村真紀子/JDP事業部長 |
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14:15 | レクチャー |
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15:25 | トークセッション | ファシリテーター:丹羽浩之/JID理事長 コメンテーター:加藤公敬/JDP常務理事+ ゲスト4名によるトークセッション |
16:00 | 終了 |
- 日時:2021年5月29日(土)14時〜16時
- オンライン:ZOOM ウェビナー(インターナショナル・リエゾン・デザインセンターより発信)
- 定員:500人
- 参加費:視聴無料
本イベントはZOOM ウェビナーを使用してオンライン開催となっております。
参加するには事前登録が必要となります。以下の事前登録ボタンより申し込みをしてください。
登壇者紹介
デザインシンポジウム開会挨拶
喜多俊之(WIW実行委員長/元JID理事長/大阪芸術大学教授/株式会社 喜多俊之デザイン研究所 代表)
プロフィール1969年よりイタリアと日本でデザインの制作活動を始める。イタリアやドイツ、日本のメーカーから家具、家電、ロボット、家庭日用品に至るまでのデザインで、多くのヒット製品を生む。作品の多くがニューヨーク近代美術館、パリのポンピドーセンターなど世界のミュージアムにコレクションされている。シンガポール、タイ、中国など、デザイン活性化の政府顧問をつとめた。また、日本各地の伝統工芸・地場産業の活性化、およびクリエイティブ・プロデユーサーとして多方面で活躍する。国際見本市「Living & Design」ディレクター。暮らしのリノベーション「RENOVETTA プロジェクト」を提唱。近年は、日本だけでなく、ヨーロッパ、アジアなどで、セミナーやワークショップを開く等、教育活動にも力を入れている。1990年、スペイン「デルタ・デ・オロ賞(金賞)」受賞。2011年、イタリア「ADI黄金コンパス賞(国際功労賞)」受賞。2016年に、イタリア「第24回ADI黄金コンパス賞」の国際審査員を務める。2017年にイタリア共和国より「イタリア共和国功労勲章コンメンダントーレ」を叙勲。2018年に平成30年度「知財功労賞」において特許庁長官表彰で知財活用企業(意匠)受賞。著書:「デザインの力」、「地場産業+デザイン」、「デザインの探険」などがある。
ゲストによるプレゼンテーション
五十嵐久枝 氏(インテリアデザイナー・武蔵野美術大学空間演出デザイン学科 教授)
プロフィール東京生まれ。クラマタデザイン事務所勤務を経て、1993年イガラシデザインスタジオ設立。環境、物事、事象などの関係性から空間を構想し、商業施設から教育施設など空間デザインを軸に家具、プロダクト、遊具など幅広く開発に携わる。CSデザイン賞、グッドデザイン賞、JIDデザインアワード、日本空間デザイン賞、キッズデザイン賞等受賞。武蔵野美術大学空間演出デザイン学科 教授
石川 直 氏(三菱地所株式会社 コマーシャル不動産戦略企画部 R&D戦略ユニット ユニットリーダー )
プロフィール1990年入社。市街地再開発事業等の経験を経たのち、2000年から丸の内再構築、「街ブランド」の立ち上げに関わり、丸の内の変貌を共にする。2009年広報部に異動し、メディア対応のほか、企業広告『次だ、ニッポン』『三菱地所を見に行こう』を制作。都心部のオフィス開発、大阪うめきたの複合開発等を担当したのち、2020年より現職。ポストコロナも見据え、まちづくりにおける、新たなコンテンツ開発や事業のタネを探すのが主な業務。
辛島 隆 氏(株式会社オカムラ デザイン本部 プロダクトデザイン部 部長)
プロフィール1965日生まれ。東京出身。
東京藝術大学美術学部デザイン科を卒業後、株式会社オカムラに入社。以来、家具のデザイナーとしてオフィス家具以外にも学校・病院・物流などのパブリック/専門市場や物件・特注家具などのデザインを経て、現デザイン本部プロダクトデザイン部の部長として標準品開発に携わる。
杉本貴一 氏(住友林業株式会社 建築市場開発部 副部長)
プロフィール1989年名古屋工業大学卒業後、住友林業株式会社入社。10年間名古屋にて戸建住宅の設計・施工に携わり、その後本部商品開発部にて住宅部材の開発を担当。非住宅分野の木造推進の開始に伴い、2010年不動産事業本部の特殊木造開発チームへ配属。現在は建築市場開発部にて木材を積極的に活用し、木造化・木質化を行う「木化事業」を推進中。
トークセッション
コメンテーター
加藤公敬(公益財団法人日本デザイン振興会 常務理事)
プロフィール1953年⼭⼝県⽣まれ。九州芸術⼯科⼤学卒業後、富⼠通株式会社に⼊社。総合デザインセンター⻑として情報機器やシステムの進展に伴いプロダクトデザイン、空間デザイン、ユニバーサルデザイン、Webデザインなどさまざまな分野のデザインを担当。その後、富⼠通デザイン株式会社代表取締役社⻑、富⼠通株式会社マーケティング改⾰プロジェクト室シニアバイスプレジデントなどを歴任。「デザイン思考」によるイノベーションの実現に取り組む。2017年6⽉、公益財団法⼈⽇本デザイン振興会常務理事に就任。現在に⾄る。
ファシリテーター
丹羽浩之(公益社団法人日本インテリアデザイナー協会 理事長)
プロフィール武蔵野美術⼤学建築学科卒業。ランドスケープ事務所・建築設計事務所を経てヴォイド設⽴。名古屋、東京を主軸に、レストラン・ショールーム・オフィス・ショップ・モデルルーム・ホテル・福祉施設といった商業施設のほか個⼈住宅など、幅広く設計・インテリアデザインを⾏っている。またロゴなどのグラフィックやプロダクトを含むデザイン、ブランディングやコンサルティングまで、トータルに⼿掛ける。
本イベントはZOOM ウェビナーを使用してオンライン開催となっております。
参加するには事前登録が必要となります。以下の事前登録ボタンより申し込みをしてください。
- 日時:2021年5月29日(土)14時〜16時
- オンライン:ZOOM ウェビナー(インターナショナル・リエゾン・デザインセンターより発信)
- 定員:500人
- 参加費:視聴無料